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論文

格子定数の不要な中性子応力測定法の実用材料への応用

鈴木 裕士; 盛合 敦; 皆川 宣明*; 森井 幸生

材料, 54(3), p.339 - 345, 2005/03

中性子応力測定の従来法では、格子ひずみを計算するために、無ひずみ状態の格子定数を正確に把握する必要がある。著者らは、粉末や焼なまし試料などの標準試料を用いて測定した格子定数を用いることなく、三軸残留応力を評価できる中性子応力測定法を開発した。本研究では、この提案した方法を用いて溶接材の残留応力分布を測定した。まず始めに、溶接材料から切り出した小片試料を用いて、溶接材料の格子定数分布を測定した。その結果、HAZ部(熱影響部)に生じたマルテンサイト変態のために、溶接部近傍において格子定数が大きくなる傾向が確認された。提案した方法により評価した格子定数分布もまた、溶接部近傍において大きくなる傾向を示し、また、格子定数の絶対値は、小片試料のそれとほとんど同じであった。したがって、格子定数の分布が存在するような材料であっても、提案した方法を用いることで、格子定数を推定できると考えられる。従来法及び提案した方法により残留応力分布を評価した。その結果、提案した方法により決定した残留応力分布は、従来法により求めた残留応力分布とほとんど同じであった。したがって、提案した方法は、複雑な残留応力状態を有する材料においても、残留応力分布を正確に決定できると考えられる。

報告書

黒鉛の格子振動の温度依存性と比熱の解析(協力研究)

仁平 猛*; 岩田 忠夫*; 岩瀬 彰宏

JAERI-Research 2001-045, 33 Pages, 2001/11

JAERI-Research-2001-045.pdf:1.27MB

KomatsuとNagamiyaによって提案された黒鉛の格子振動の半連続体モデルは、格子振動の分散関係を解析的に表すことに成功した唯一のもので、分散関係の表式には層面間距離$it crm,$弾性定数C$$_{11}$$,C$$_{12}$$,C$$_{13}$$,C$$_{33}$$,C$$_{44}$$及び$$kappa$$がパラメータとして含まれている。ここで、$it crm$rhokappa^{2}$$は層面の曲げの弾性定数,$$rho$$は密度である。われわれは、これらのパラメータを温度の関数として取り扱うことにより、この半連続体モデルを改良する。$$kappa$$以外のパラメータには既知の実験データ及びそれらから導いた関係を用いる。$$kappa$$は、改良した半連続体モデルによる比熱の計算値を実験値に一致させることにより、温度の関数として求める。改良した半連続体モデルは、360K以下の広い温度範囲にわたって比熱の実験値をよく説明し、その温度範囲で熱伝導などの解析に用いることができる。$$kappa$$は温度上昇とともに著しく減少するが、これはout-of-planeモード振動のsofteningが起こることを示す。比熱の実験曲線の温度による2階微分は格子振動の振動数分布についての情報を与える。低温比熱の解析から、C$$_{44}$$の室温の値は0.415$$times$$10$$^{11}$$dyn/cm$$^{2}$$であると確定される。

論文

Thermal properties of cesium molybdate

湊 和生; 高野 公秀*; 佐藤 正知*; 大橋 弘士*; 福田 幸朔

Transactions of the American Nuclear Society, 74, p.95 - 96, 1996/00

Cs-Mo-O系の複合酸化物Cs$$_{2}$$MoO$$_{4}$$の熱膨張率(格子定数変化率)及び熱拡散率を測定した。熱膨張率は、高温X線回折により、コーエン法を用いて格子定数を温度の関数として得た。各結晶軸の熱膨張率には、異方性が見られた。Cs$$_{2}$$MoO$$_{4}$$の幾何平均の線熱膨張率は、UO$$_{2}$$の3倍以上であった。熱拡散率は、レーザーフラッシュ法により測定し、かさ密度及び比熱の文献値を用いて熱伝導率を算出した。熱拡散率には、841Kにおける相転移のために、不連続性が認められた。Cs$$_{2}$$MoO$$_{4}$$の熱伝導率は、UO$$_{2}$$の2分の1以下の小さな値であった。

論文

Study on the development of the lattice strain in (Mg,U)O$$_{2+x}$$ solid solution

芹澤 弘幸; 白鳥 徹雄; 福田 幸朔; 藤野 威男*; 佐藤 修彰*

Journal of Alloys and Compounds, 218, p.149 - 156, 1995/00

 被引用回数:3 パーセンタイル:37.08(Chemistry, Physical)

軽水炉用低酸素ポテンシャル燃料として有望である、(Mg,U)O$$_{2+x}$$固溶体の格子ひずみについて調べた。組成の異なる試料を調整し、X線回折法による格子ひずみを測定した。その結果、固溶体に生じる均質ひずみが、金属クラスター(Mg$$^{2+}$$,$$alpha$$U$$^{5+}$$)の形成に起因していることがわかった。また、酸素含有量の少ない固溶体に、非均質ひずみが生じることが明らかとなった。この固溶体の結晶子サイズが、酸素含有量の多い試料と比較して小さくなっていることから、試料調整時に生じるMgO析出物と関係していると考えられる。

論文

Lattice instability of premartensitic $$beta$$$$_{1}$$ phase in Cu$$_{3}$$Al(+Pd) alloy under uniaxial pressure

永澤 耿*; 桑原 敦子*; 森井 幸生; 渕崎 員弘; 舩橋 達

Mater. Trans. JIM, 33(3), p.203 - 207, 1992/03

 被引用回数:17 パーセンタイル:75.69(Materials Science, Multidisciplinary)

超音波パルスエコー法、X線及び中性子回折法を用いて、プレマルテンサイト相$$beta$$$$_{1}$$-Cu-27.0Al-5.5Pd合金の一軸応力下における格子振動の不安定性について調べた。(110)面間力についての非調和項が大きいために[001]一軸応力下での[110]TA$$_{1}$$フォノンエネルギーが極めて小さくなり、この振動モードの不安定性が増すことが判明した。この面間力解析によって[001]応力下で誘起されるマルテンサイト相は18R(又は9R)構造を持つと予想される。

論文

Lattice instability in $$beta$$$$_{1}$$-AgZn

森井 幸生; 永澤 耿*; 松尾 欣枝*; 舩橋 達; H.R.Child*; R.M.Nicklow*

Journal of the Physical Society of Japan, 60(12), p.4160 - 4166, 1991/12

 被引用回数:3 パーセンタイル:41.04(Physics, Multidisciplinary)

中性子非弾性散乱と散漫散乱によって$$beta$$$$_{1}$$-AgZn合金の相変態を研究した。結晶主軸に沿ってフォノン分散関係を測定した結果、超音波実験から予測されていた[$$zeta$$$$zeta$$$$zeta$$]LAフォノンモードの異常は観測されず、むしろ[$$zeta$$$$zeta$$$$o$$]TA$$_{1}$$および[$$zeta$$$$zeta$$-2$$zeta$$]TAモードのエネルギーが非常に小さい異常とこれらのモードに関連する散漫散乱が見い出された。この格子不安定性が$$beta$$$$_{1}$$相から$$zeta$$相やマルテンサイト相への相変態で重要な役割を担っていることが判明した。

報告書

高温ガス冷却炉・格子燃焼特性解析コード; DELIGHT-7

新藤 隆一; 山下 清信; 村田 勲

JAERI-M 90-048, 225 Pages, 1990/03

JAERI-M-90-048.pdf:5.06MB

高温ガス炉には、ブロック型燃料あるいは球状燃料を使用した炉心がある。そこで、これらの燃料の格子燃焼特性解析が可能でありかつ、炉心特性解析に必要な群定数を作成可能な高温ガス冷却炉・格子燃焼計算コードDELIGHT-7を開発した。本コードの計算は、共鳴吸収計算、中性子スペクトル計算、燃料格子計算、可燃性毒物格子計算、エネルギ群縮約計算、燃焼計算等からなる。なお、本コードでは、被覆燃料粒子を用いることによって生じる高温ガス炉燃料特有の二重非均質性の効果を考慮している。本報は、DELIGHT-7コードで用いている計算理論及びコードの使用方法について説明するものである。

報告書

高温ガス冷却炉・格子燃焼計算コード:DELIGHT-6(Revised)

山下 清信; 新藤 隆一

JAERI-M 85-163, 78 Pages, 1985/10

JAERI-M-85-163.pdf:2.33MB

DELIGHT-6は、被覆燃料粒子を用いることにより生じる二重非均質性をもった高温ガス炉用燃料の格子中性子スペクトルの計算を行い、炉心特性解析に必要な群定数を作成する格子燃焼計算コードである。本DELIGHT-6(Revised)コードは従来のDELIGHT-6コードに次の3点について変更または追加を行なったものである。(1)ペブルベッド型高温ガス炉に使用される球状燃料の格子燃焼計算を可能にした。(2)核分裂生成物の生成率及び崩壊定数などの燃焼計算に関する核データの一部を改訂した。(3)補助計算機能の追加(燃料領域の原子数密度計算の自動化、局所中性子束歪の算出、詳細メッシュ炉心計算用群定数の作成)

報告書

高温ガス冷却炉・格子燃焼計算コード:DELIGHT-6

土井 猛*; 新藤 隆一; 平野 光将; 高野 誠

JAERI-M 83-176, 121 Pages, 1983/11

JAERI-M-83-176.pdf:2.78MB

DELIGIHT-6は高温ガス冷却炉のように被覆燃料粒子を用いた燃料格子の中性子スペクトルを計算するとともに、炉心解析用の群定数を作成するための格子燃焼計算コードであり、次のような特徴を持つ。(1)速中性子領域(10MeV~2.38eV)のスペクトルは61群のP$$_{1}$$あるいはB$$_{1}$$近似で、熱中性子域(2.38eV~0eV)のスペクトルは50群のP$$_{1}$$あるいはP$$_{0}$$近似で算出する。(2)共鳴吸収計算はIR法によるが、燃料格子の二重非均質性(被覆燃料粒子と燃料棒)が考慮できる。(3)燃料格子の臨界・燃焼計算は、一次元衝突確率法によって行なう。(4)可燃性毒物の吸収計算にも二重非均質性(吸収体の粒子及び棒形状)を考慮できる。(5)燃焼チェインとしては、Th-U及びU-Pu系ともに扱える。(6)基本核データは主にENDF-B-4によっているほか、黒鉛の熱中性子散乱断面積には黒鉛の結晶効果を考慮している。

論文

Phonon dispersion relations of body-centered cubic thallium and the bcc-to-hcp martensitic phase transformation

飯泉 仁

Journal of the Physical Society of Japan, 52(2), p.549 - 555, 1983/00

 被引用回数:22 パーセンタイル:80.99(Physics, Multidisciplinary)

中性子散乱により230$$^{circ}$$C以上に存在する体心立方晶のタリウムのフオノン分散関係を測定した。〔110〕方向に、偏り〔110〕で伝播するT$$_{1}$$モードフオノンのエネルギーが低いことが見出され、ゾーン境界フオノンと、体心立方から六方最密へのマルテンサイト変態とが密接な関係を持つことが指摘された。原子面間力の解析により、格子不安定性の起源を論じた。

論文

Analysis of plate lattice heterogeneity effects of fast reactor with coarse group constants

菊池 康之

Journal of Nuclear Science and Technology, 13(6), p.304 - 314, 1976/06

 被引用回数:0

少数群群定数を用いて、板状非均質体系を精度良く解析する方法を開発した。主要な点は、実効混合断面積の修正と、弾性除去断面積の補正にある。実効混合断面積の計算に当っては、異なる板の間の相互作用が考慮された。このように求められた実効断面積は、詳細スペクトル計算の値と良く一致する。Na共鳴エネルギー付近において、核軽の弾性除去断面積を、中性子スペクトルを解析的に求めて補正した。この補正により、非均質効果の解析精度が大幅に改善された。多群輸送方程式を解くに当り、核分裂源の繰り返し計算は必要ない事が判明した。

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